★★ 千葉県理学療法士会メールニュース 99号 ★★

 

◇ 千葉県理学療法士会ニュース no.99 2001年 12月号 目次

・ 会長報告

・ 平成13年度全国士会長会議報告

・ 平成13年度(第54回)関東甲信越ブロック士会長協議会議事録

・ 第5回千葉県理学療法士会理事会報告

・ 地域保健福祉部からの熱いメッセージ(勉強会へのお誘い)

・ 創刊100号特別企画 歴代会長リレーエッセイ「温故知新」

・ 医療福祉チャンネル11月12月予告

・ ニュース編集部からのお詫びと訂正

・ 編集後記

 

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       会 長 報 告

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              順天堂大学順天堂浦安病院  吉田 久雄

 

あいつぐ台風の襲来で大変な日々をすごした後、アメリカでは多くの方

々が亡くなるテロがあり(お亡くなりになった方々のご冥福を心からお

祈り申しあげます)日本も世界も騒然となっています。

 

「リハビリテーション医学は、戦争によって生まれ発達をしてきたとい

う側面を持っている。それゆえに戦争の愚かしさを証明するという使命

をもっているのではないか」との、先師の教えが脳裏に浮かびました。

 

今回はテロという新たな戦争体系であり従来型の戦争とは言えないまで

も、人に危害が加わるという事実は同じです。

生命・人の尊厳を認めない思想を、また行為を、私は強く強く憎みます。

 

さて千葉県では、健康福祉部健康増進課の担当で、千葉県地域リハビリ

テーション協議会が発足し、現在まで全体会議1回と下部組織である地

域リハビリテーション検討委員会が1回開催されました。この協議会の

メンバーとして、理学療法士会からも会長が委員として参加しています。

今回のニュースでその内容についての報告をします。

 

本協議会は、1999年3月に国に出された「地域リハビリテーション

支援活動マニュアル」に基づき開会されたもので、すでに他県では発足

しているところもあり、各県の実状をもとに地域におけるリハビリテー

ションの推進が図られているところです本協議会は、「地域におけるリ

ハビリテーションの推進を図ること」を目的に、介護保険の理念の一つ

である「要介護状態の軽減・予防を図る」ために、第一に寝たきり等の

発生を可能な限り予防する予防的リハビリテーション、第二に障害が発

症すれば早期に開始される急性期・回復期リハビリテーション、第三に

寝たきり等の進行を阻止する維持期リハビリテーションを量的にも質的

にも充実し、各地域毎に整備することが現在緊急かつ重大な課題である

ので、地域医療圏(住民に身近な地域、二次医療圏、三次医療圏)の概

念を基盤として、地域におけるリハビリテーション・サービスを体系化

してゆくものです。

 

具体的な活動項目として、各県に「地域リハビリテーション協議会」を

設置し、協議会で「地域リハビリテーション連携指針」を作成すること、

「県リハビリテーション支援センター」を設置することが求めています。

 

また、二次医療圏毎に中核となるリハビリテーション施設を一ヵ所程度

「地域リハビリテーション支援広域支援センター」として指定すること

を求めています。

 

(尚、千葉県ではそれぞれのセンターの呼び方は、上記とは異なる予定

です)これを受け、千葉県地域リハビリテーション協議会を設置したの

ですが、さらに本協議会に対して、県の幹部からは、千葉県にあっても

介護保険制度の開始にあたり、要介護5・4等の方々に対する取り組み

が求められていることが指摘されました。その上で、1、県に設置する

「リハビリテーション支援センター」をどこに置くか。

2、県内の二次医療圏のなかで、どの医療圏(複数)の、どのリハビリ

テーション施 設を指定・設置するのがよいのか以上、2点の検討を、

1点目については13年度中に、2点目についても14年度早々にも決

定するよう求められました。

 

このように、千葉県地域リハビリテーション協議会は、千葉県における

リハ・サービス(医療体系をも含む)のグランドデサインを描くことに

なりますので、会の代表としてしっかり取り組んでまいります。最後に、

別項に厚生省(報告書が提出された時点で)報告書の一部、「医療圏毎

に求められているリハビリテーション医療サービス」の内容について要

略を掲載しました・医療圏毎に求められているリハビリテーション医療

サービス」の内容の<要略> <住民に身近な地域>一般病院・診療所・

老人保険施設・介護老人医療施設・訪問看護ステーション等で行なう。

・ プライマリ・ケアの一環としてのリハ医療サービス・ かかりつけ医

によるリハ医療サービス対象疾患・ 脳血管疾患等の慢性期が主体である

が、プライマリ・ケアの一環として急性期・ 回復も含む・ 骨折・変形

性関節症等の骨関節疾患・ 慢性関節リウマチ、脳性麻痺、神経筋疾患等

の安定した病態の時期 その他。

 

<二次医療圏>原則として、総合リハビリテーション施設の基準を満た

している医療機関で行なう。

・ 専門的な急性期・回復期および維持期のリハ医療サービス・ 身近な

地域では対応できない、その他の専門的リハ医療サービス。

・{当該地域のリハビリテーションに関する調査、研究、研修}対象疾

患・ 脳血管疾患、頭部外傷、脊髄損傷の急性期・回復期・慢性関節リウ

マチ、脳性麻痺、神経筋疾患等の専門的リハが必要な時期 その他。

 

<三次医療圏>大学病院、都道府県等のリハビリテーションセンターで

行なう。

・ 二次医療圏までのリハ施設では対応出来ない特殊な疾患、状態、障害

に対する 特殊・高機能リハ医療サービス・ {新しい疾患・状態・障

害に対するリハ技法・プログラムの研究・開発、 その他の高度な調

査、研究、研修機能}対象疾患・ 頚髄損傷・ 多肢切断・ 複雑かつ重度

な高次脳機能障害・ 多臓器不全などの複雑かつ重篤な状態 その他。

 

以上。

 

 

 

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    各 種 会 議 報 告

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◆ 平成13年度全国士会長会議 報告

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去る平成13年10月4日、佐賀県はがくれ荘にて日本理学療法士協会・全

国士会長会議が開催されましたので、士会を代表して出席し意見を述べ

てきました。会議のまとめと、質疑応答について報告します。

 

なお、本会議はあくまでも質疑応答であり、決定は次回総会で総会の決

議で行われます。

 

1、 協会定款細則の改正(案)についての説明協会から;

 

(本年度総会で承認された組織図にそった改正であるとした上で)、

・常任理事会の項、諮問会議の項、役員・委員の兼任禁止項目を新設し

 た。

・士会長の名称を、会長(県会長)にあらためた。

・多くの細目があちこちに含まれるので、項目の内容別に細目を統一し

 た。

・言葉の統一を計った(士会長ではなく、00県会長に)

・学術大会の企画を、大会準備委員会が行なう(従来は学会評議委員会

 で決めた)

・全国8ブロックの各所属の県を明文化した。

 

などの説明がありました。

これに対し、会場から以下のような質問が出ました。

 

1、諮問会議の機能・人数・人選について

 

協会から;社会・職能評議会は、外部有識者5名で構成する。学術・教

育評議会は、会員中心に人選するが人数は再度検討する。

 

2、役員選挙方法の提案について

 

協会から;現行方法には、大きな問題(総会参加者200名前後の投票

で決まる)があり検討してきたが、今後の進め方について基本的な方向

をこの会で伺いたいが。

 

 ・士会長会議では、了承された。

 

協会から;具体的には、選挙方法は、直接選挙か、間接選挙かの意見を

聞きたい。 

・士会長会議では、直接選挙を押す意見が圧倒的であった。

 

3、訪問リハビリ推進に関する件

 

協会から;協会としては、介護保険での訪問リハビリテーション推進を

進めたいと考えている。そのため関連団体(OT、ST等)と連絡を取

りつつ進めているが、県レベルでも介護保険の保険者である市、町、村

に何らかの方法で理学療法士が独自に訪問リハが出来るように働きかけ

をして欲しい。(市、町、村から国に、PTやOTが絡んだ(仮称)訪

問リハ支援センターの設置要望が出ることが望ましいとのアドバイスが

識者からあったこともあり)関連して、石川県では「県レベルで政治連

盟を作った」との報告があった。

 

4、新人教育プログラム義務化の検討の提案に対しての意見

 

協会から;現行の新人教育プログラム受講を義務化することについての

意見を伺いたい

 

・義務化を進めるということは、なんらかのペナルティーを行うことに

 なるが、そこまで考えているのか。

・現状をみると、生涯教育プログラムの更新率も十分とはいえないのに

 どこまで進めることを考えているのか。

 

など、多くの意見がでました。まだまだ検討の必要性が指摘された。

 

5、県レベルの学会を学術学会と名称をする提案に対して

 

協会から;協会内で行う学会・学術大会の名称を統一することについて

伺いたい。(さまざまな名称で開催されており、統一した方がよいので

はないか)

 

・内容が伴っていないなどから、見合わせる議論が多かった。

 

6、 その他の質問千葉県士会より、「協会が出す要望書の取り扱いにつ

いて」の質問をした。

 

・今回配布された資料に、来年千葉県に開設される4年生大学の理学療

 法学科設置についての意見書が協会長名で出されたことが、記載され

 ていた。今回、千葉県士会には、何の連絡もなかった。いままで協会

 がさまざまな団体に意見書を出していることは、協会資料で承知して

 いるが、地元士会への連絡の有無などについての内規など不明な点も

 あり、以下の質問をした。

 

(1)意見書の取り扱いについての内規等規則の有無について(特に関係士

 会への連絡)

(2)どのような背景で意見書の内容が決まったか。

 

(3)地元士会に対する協会の対応は失礼ではないのか。(内規がどうあれ)

 

協会の返答については、次ニュースに掲載します。以上で、士会長会議

報告を終わります。

 

 

◆ 平成13年度(第54回)関東甲信越ブロック士会長協議会議事録

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日時 平成13年9月8日(土) 午後3時から

会場 長岡商工会議所 3階会議室

 

参加者(順不動、敬称略)

金子操(栃木県、関東甲信越ブロック会長)、井田興三郎(千葉県)、

井上保(神奈川県)大黒篤・安藤正志(埼玉県)、高橋輝雄(東京都)、

佐藤弘行・大内厚(茨城県),原田高明(群馬県)、深川新市・桑原勇

(新潟県)、谷村英四郎(山梨県)、原田聡昭(長野県)、松崎洋人第

21回関東甲信越ブロック理学療法士学会準備委員長(埼玉県)、牧田

光代・佐々木和人(協会理事・福祉担当、協会福祉担当部長)

 

当日配布資料

平成13年度(第54回)士会長協議会レジメ(含む平成13・14年

度協議会役員/役割分担)、平成12年度会計報告、平成13年度予算

(案)平成13年度理学療法士会事業報告(東京都、茨城県、栃木県、

埼玉県、)第20回関東甲信越ブロック理学療法士学会収支決算中間報

告(新潟県)及び、演題審査委員会報告書、第21回関東甲信越ブロッ

ク理学療法士学会企画書(趣意書、日程、予算、準備委員会名簿等含む)、

関東甲信越ブロック士会長協議会会則、

 

議題

1、 協議会役員の改選、及び協議会役割分担(以下の人選とする)

 

会長 金子操(栃木)

副会長 吉田久雄(千葉)

監事 高橋輝雄(東京)、今井基次(埼玉)

新人教育担当委員長 原田聡昭(長野)

副委員長 谷村英四郎(山梨)

会則等整理担当 高橋哲也(群馬)

相談役 若干名とする。

 

議事;役員、役割分担の持ち回り制の提案があり、士会長交代時の問題

とも合わせ、今後検討することになった。

 

2、 第20回関東甲信越ブロック学会報告について(新潟県)

・ 収支決算(中間)報告

・ 演題審査委員会報告

・ スケジュールを早めることの提案、 等があった。

議事、資料に基づき種々の議論がなされた。

特に応募演題の問題について討議がなされた。

 

具体的には,

(1)締め切りの遵守

(2)タイトル・書式の統一を図ること

(3)内容に対する問題(同じ内容ですでに発表がなされている、あいまい

等々)

(4)演題査読者に他士会メンバーにも入ってもらうこと

 

等が指摘・検討された。

 

 

3、 第21回関東甲信越ブロック学会準備報告について

 

平成14年8月31日・9月1日、大宮ソニックシティホール

 

提案議題;

;優秀発表を選び仮称、協議会長賞もしくは関ブロ学会賞を設けたい

(学会をさらに発展させるため)

;スムーズな学会引継ぎのため、マニュアルを作ることを検討したい

;学会誌は、A4サイズに決めたい。

;表紙は、カラーとしたい。

;次期学会長挨拶を各会場でお願いしたい。

 

議事;学会引継ぎのため、マニュアルのヒナ型を作り、協議会に担当者

を決めて申し送れるようにする。(資料を次に送る)

 

4、 第22回学会開催士会の承認について

 

東京都士会 高橋士会長 承認(高橋士会長より、都理事会にて確認をす

るとの申し入れあり)

 

5、 平成12年度協議会会計報告について

了承された。

 

6、 平成13年度協議会事業報告(案)・収支予算(案)について

 

了承された。(協会からの予算額、25万円増額)

 

7.平成13年度理学療法士会事業報告(東京都、茨城県、栃木県、埼玉県)

があった。

 

8、 新人教育プログラムについて

(新潟県士会より以下の点について提案があった)

 

・受講票の配布について 現在の方法(各自が自由に採る)は取りやめ

てもよいのではないか。(紳士協定で行なってきたが)検討してゆく

ことになった。

・プログラムの内容についての確認。(各県士会では研修出来にくい内

容にする) 確認した

・学会参加者の増加を期待できる内容のものを。 確認した

・単位の読み替えは、数種類に読み替え可能とする。 確認した

 

以上の内容が、検討、確認された。

 

9、 協会福祉担当理事、牧田先生から

 

協会のブロック制を利用して、福祉関係のブロック組織をつくり、介護

保険関係を主とした情報を集めたい。との話があった。

 

10、その他

 

・関東甲信越ブロック士会長協議会会則、及び運営申し合わせ事項に載っ

ていないものは、行なわない。

 

・会則・申し合わせ事項の文章についてのチェックは、川田先生(群馬

県士会)が行なう(資料などを持っているため)。

 

・関東甲信越ブロック学会の予定

 

第22回学会(H14年) 担当 東京都 学会長 高橋輝雄 先生(予定)

第23回学会(H15年) 担当 千葉県

第24回学会(H16年) 担当 山梨県

第25回学会(H17年) 担当 神奈川県

第26回学会(H18年) 担当 群馬県

第27回学会(H19年) 担当 長野県

 

・理学療法学術大会

 

 H15年 長野県士会担当

 

・全国研修会 H15年 栃木県士会担当

 

・30周年等記念事業(今後の)

 埼玉県士会 H13年10月14日 (日)午後1時 大宮市

 茨城県士会 H13年10月27日 (日)午後3時 土浦市

長野県士会 H13年11月10日 (土)午後2時 長野市

山梨県士会 H13年11月11日 (日)午後2時 山梨市

 

以上の内容でした。(文責 吉田・井田)

 

 

 

◆ 第5回千葉県理学療法士会理事会

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日時:平成13年9月24日(水)

場所: 千葉県千葉リハビリテーションセンター

出席者:

<理 事>吉田、西山、茂木、村永、藤井、吉田(昌)、石塚

<委任状>井田、宮崎、渡辺(良)、

<書 記>坂本

 

<会長報告>

・8月27日 県庁(医療整備課)へ訪問する(法人化の件)

・9月02日 藤リハビリテーション学院10周年式典出席

・9月12日 地域リハビリテーション下部組織委員会出席

 

<各局報告>

事務局

*会員動向

 施設数  218施設(内、自宅 57)

 会員数  715名

 

学術局研修部

 7月07日  新人歓迎会実施

 7月21日  新人教育プログラム実施

 7月29日  夏季セミナー実施

 

<議題>

1,創立30周年記念事業報告について

  7月22日無事実施できた。参加人数は171名であった。

  詳細は今年度の機関誌で報告書を出す。

 

2,全国担当者会議の件

  士会長会議で協会への質問

  県士会の確認なしに協会から直接新規養成校へ意見書が届いている

  が、どういう事かを確認する。

  2004年度以降の全国研修会、開催希望は出さない。

 

3,法人化の件

  6月に中間法人法が施行された。

 

4, その他

・会費未納者が300名も存在する。

 対応を検討中

・協会賞(55才以上で士会活動に功績のあった方が対象)

 今回は該当者無し

 

◎今後の予定:平成13年度第6回理事会 10月24日(水)開催予定

 千葉リハビリテーションセンター 6時30分から

 

 

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       各 部 局 便 り

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◆ 地域保健福祉部からの熱いメッセージ

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部長 田中康之(八千代市高齢者支援課)

 

地域保健福祉部では、主に行政機関に所属する理学療法士が集まり、月1

回定期的に勉強会をしています。勉強会内容は、保健事業や訪問リハ,

部員からのトピックス、情報変換など様々です,部員は、行政機関の理

学療法士が主ではありますが、是非、地域に興味のある士会員の参加を

お待ちしております(所属は問いません)一回だけの参加でも結構です。

また、飲み会のみの参加でも大歓迎です。一度、参加してみよと思った

ら吉日!早速、下記まで電話で聞いてみよう!  

 

部会開催日時:毎月第三火曜日(原則的に) 18:30〜20:30

 

開催場所:船橋市訪問看護ステーション

(船橋市中央保健センター内)

船橋市海神2-3-25 JR船橋駅北口より徒歩5分         

 

 

●連絡先

電話 047−423−3377

fax047−423−2553

 

◎担当(幹事):

船橋市訪問看譲ステーション 齊藤 正美

e-mail : s-masami@jp-t.ne.jp

 

 

 

◆創刊100号特別企画――――――――――――――――――――――

 

 歴代会長リレーエッセイ 「温故知新 その二」

 

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                   千葉労災病院 江澤 省司

《 驚く!そして慌てる 》

 

 ニュース編集の山下先生より歴代会長のエッセイを掲載すると聞かさ

れ、頭の片隅に取り残されたように存在している事を「今さらなあ」と

思っているうちに、ニュースNo98に元会長の宮前先生のエッセイが

4ページにも渡って、淡々と語られているのを読みましてこれはすごい、

と思っているうちあっというまに原稿期限がせまり、山下先生から催促

のお電話かかって参りました。

今、慌てて資料を見返しつつ、書いているところです。

 

《 S61〜H3 》

 

 私が士会リ−ダーとして神宮寺前会長よりバトンタッチされ、会長の

任を努めたのは、昭和61年度から平成3年度(S61.4〜H4.3)

の3期6年間でした。この間、昭和天皇が崩御され、新たに、平成とい

う年号が制定されて平成天皇が即位されるということがありました。

 

経済はバブルが弾け次第に下降線をたどるようになり、医療においても

日本の高齢化とともに医療費は膨らみ続け今後の医療情勢が危惧される

中、その対策の一つとして高齢者健康福祉十ヵ年戦略(いわゆるゴール

ドプラン)が推進されつつあった。リハビリテーションの必要性や後の

介護保険導入計画とあいまって、理学療法士・作業療法士需給計画の見

直しによる理学療法士供増のため養成校の増大が全国で推進され、県下

においても平成元年、看護婦養成専門の千葉県衛生専門学院が「千葉県

医療技術大学校」へと名称を変え理学療法士・作業療法士も養成するこ

ととなった。

 

また、平成4年は成田に「藤リハビリテーション学院」が設置された。

会員数もこの6年間だけで100名足らずから200名以上へと爆発的

な勢いで増加して行ったそのような時勢であった。

 

《 3本柱 》

 

 会の目的は定款に述べられているように「1.学術技能の研鑚」と「2.

地域社会の保健、医療、福祉に寄与する事」である、このことを推進す

るに当たって重要なのは「3.組織の拡充とそれを構築する人材」であ

る。

 

この3つの事を3本の柱として、私の任期期間の責務としてできるだけ

の事を行おうと思った。そのためには、保健、医療、福祉等の関係団体

や行政への理学療法重要性の啓蒙と周知、他士会、他団体に劣らぬ学術

技能の研鑚推進、士会としての地域活動への参画、そのための地域問題

検討委員会の発足、役員として大所高所から士会を牽引するための理事

制の導入等、同時進行的に行うに当たって、多くの会員に声をかけその

役割を担ってもらうこととなった。

 

《 大きいことはいいことだ 》

 

 会長任期の期間において、大きな事業として昭和61年12月7日「士

会創立15周年記念式典」を若潮会館で開催・平成3年10月3日、4

日「第26回全国研修会―運動療法における装具を考える―」を市川文

化会館にて開催するに至った。

大きな事業はその大きさを利用して、先の3本柱で述べたように他団体、

行政、一般市民へのPR効果は有効であり、士会の存在意義と理学療法

の何たるかを知らしめられたと思う。また、他士会に対しても協会本部

に対しても千葉県士会としての努力と意気込みを視ていただけたと思う。

 

これが次への更なる質、量、地域での地位等士会向上のステップアップ

へ繋がる礎となって行ったものと思っています。この事業に際し、第6

代会長をされた宮前先生は「15周年記念事業」及び「第26回全国研

修会」において両事業の準備委員長という大役を果たし、現会長の吉田

先生は「第26回全国研修会」において企画運営部を担当し且つ、会場

の手配もするという研修会の要の大役を果たされ士会に貢献されたこと

をここに付け加えさせていただきます。

 

さらにいくつかの利点と考えられることを上げてみますと、事業を成し

得るために士会が一丸となった組織作り、準備と運営の努力と協力、こ

れらを通して今まで繋がりのなかった所に繋がりができたり、情報の交

換ができたりしました。また役員経験の無い会員でも会の運営がいかに

大変か、他士会で行われている研修も会員の努力でなされているという

実感を感じてもらえる最大の場の提供になったと思っています。

 

《 ウーマンパワーをもっと 》

 

 理学療法士は、ご存じのように若者が増え、女性が増える傾向にありま

す。しかも我々の多くが勤務する医療、福祉、保健の場でもやはり多く

の仕事する女性や介護、介助される長生きの女性のお年寄りがいます。

この世界ではもっと女性からみた理学療法士の在り方が意見として上が

って来てもいいのではないのかと感じるのは私だけでしょうか?振り返

ってみれば任期期間中、多いときは理事や部長として5人ぐらいの女性

が役員として会の運営に携わっていました。代議員として、学術担当理

事として集団会、研修会等に辣腕を奮われ、協会貰を受賞された渡辺先

生、事務局担当理事として4年間組織を支えて来た豊島先生、広報担当

理事として2年間機関紙編集にご努力いただいた白子先生、その他各部

長、各委員長としても6〜7名の女性が入れ替わりはありましたが頑張

っておられました。

 

これからも彼女たちを越えて行く若い女性の活躍を期待したいものです。

 

《 新しきもの 》

 

 新しいものを生み出すということはそれなりの生みの苦しみ、育てる大

変さがついて回るものです。新しいものを企画し、育てる人材を探しそ

れを軌道に乗せて行く、それも会長の職務のひとつなのでしょう。

 

地域リハ部は高齢化社会の到来に向け各市町村が取り組んでいる機能訓

練事業への理学療法土の派遣依頼を士会としてどのように取り組んで行

くかの位置付け、地域リハの情報、連絡、研修、他関係機関との連携等

それらを束ねて対応して行く大変な仕事でしたが嶋田先生の活躍で昭和

62年地域リハ部として発足し、時の流れに乗り遅れる事なく順調に進

められて行ったものと確信しています。

 

「千葉市健康フェア」の参加は地域住民の健康の保持・増進の目的で開

催されていましたが、千葉市より参加の呼びかけをいただき士会として

は理学療法啓蒙と地域社会へ寄与する大きなチャンスであり重要な事業

であると認識し、斎藤先生を準備委員長として(1)障害体験コーナー(2)

腰痛・肩こり予防コーナー(3)介護実演コーナーを設置し昭和63年11

月19、20日の両日作業療法士会とともに参加し千葉市民と健康につ

いて交流ができたことは意義のあったことだと思っています。この事業

は現在も続いており新会員の方には良い経験のできる場所であると思い

ます。

 

「千葉県理学療法士会誌」の創刊は会員の学術的成果発表の場、士会活

動の記録保存の場として小川先生編集により昭和62年12月に発刊す

ることができました。これからも更に内容を充実させて質の高いものへ

と構築されて行くことを望んでいます。

 

「PT・OT役員連絡会」は、当時少ない会員数で次第に増えつつある

地域との係わりや行政への対応から、お互いの研修会の事などもからめ

て、協力し助けあっていこうという主旨から昭和62年度より発足しま

した。市町村機能訓練事業への対応、千葉市健康フェアへの参加、県シ

ルバー相談事業への協力、合同研修会の開催等それなりの成果が達成で

きたと確信しています。

 

士会の歴史を辿る刊行物として一つは「創立15周年記念誌」が祝・源

・礎・翔の4節の内容に分けられ、とても分かりやすく、しかもPR絶

大な金表紙に飾られて川口先生の編集の下、昭和63年3月に発刊され

ました。

 

二つ目は会誌の創立20周年特別号「あゆみの20年」として平成4年

3月に発刊されましたが、内容は5章110ページに渡り、驚くほど丁

寧にデータを集積し士会の歴史を事細かに紹介しています。編集された

宮崎先生、阪井先生のご尽力が伺われます。

 

《 積み重ねる 》

 

 任期期間、私とともに士会の歴史を積み重ねる役割を役員として担っ

て来られた先生方を振り返ってみますと、いろいろな形をしていて積み

上げて行くには大変なこともありました。

 

しかし、それぞれの形として主張しあう事で、不思議なことに結構積み

重なりがしやすくなり大きな意味のある形に積み上がって行く事が多か

ったと思っています。現在も当時の役員をしていた方が健在で今日の士

会の運営に携われています。吉田会長を始め各理事として数名の方が頑

張っておられます。会員数も700名を越えなんとする今日、増大する

会員の管理、学術技能向上のバックアップ、目まぐるしく変化して行く

保健、医療、福祉、そして行政への対応と時代に即応できる柔軟さと、

スピードを持った組織作りが今後も継続して行く課題だと思います、そ

れには形作りに情熱を燃やし積み上げてくれる多くの若い会員達が生ま

れて来るのを元会長として望んで止みません。

 

《 終わりに 》

 

 私の会長任期期間の出来事を思い起こしながら何とか綴って見ました。

もう既に10年一昔の事となってしまい、その当時時々の士会作りの有

志達の顔はふと浮かんで来るのですが、これを文書でまとめて書くとな

ると大変な作業でしたし細かく一人一人の事を書く事は相成りませんで

した。しかしながらもう一度自分を見直す良い機会を与えてもらえたと

思っています。会員の皆様も士会員の一人一人として心に残る思い出作

りを是非してみて下さい。

 

 

 

◆医療福祉チャンネル番組表―――――――――――――――――――

 

  佐賀全国研修会特集

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佐賀全国研修会特集  

 

全国研修会の模様をダイジェストで放送 11月22日(木)23:00

 

さらに・・ 情報番組「PTタイム」では、佐賀県士会に潜入、全国研

修会の舞台裏をリポートします。

 

テクニカルレクチャー

 

(1)中枢神経障害−成人中枢神経の評価と治療− 11月13日(火)23:00

(2)発達障害  11月20日(火)23:00

(3)マニュアルセラピー−脊柱の機能障害に対する評価と治療手技−

  11月27日(火)23:00

(4)実践できる呼吸理学療法  12月 4日(火)23:00

(5)高次脳機能障害−Pusher現象例の基礎と臨床−12月11日(火)23:00

(6)PNF−PNF法の理論と臨床応用−  12月18日(火)23:00

(7)スポーツ・健康増進−より安全で効率のよい運動への機能的な視点か

らのデザインと社会提案− 12月25日(火)23:00

(8)地域活動と理学療法  1月1日(火)23:00

(9)最新の評価・治療機器レクチャー  1月8日(火)23:00

 

 

 

専門領域研究会特集

−全7領域を網羅した特集番組− 11月29日(木)23:00

 

<教育・管理系>  

教育・管理系研究部会の現状と課題   12 月 6日(木)23:00

<物理療法系>   

物理療法部会のこれまでの状況とカンファレンス12月13日(木)23:00

<生活環境支援系> 

生活環境支援系理学療法研究部会概要ならびに今後の方針   12月20

日(木)23:00

<神経系>     

中枢神経障害のワンポイント・レクチャー    1月 3日(木)23:00

<骨・関節系>   

骨・関節・筋疾患のワンポイント・レクチャー  1月10日(木)23:00

<基礎系>     

理学療法基礎系研究部会の活動概要    1月17日(木)23:00

<内部障害系>   

内部障害系理学療法研究部会の現状と今後  1月24日(木)23:00

 

一般公開講座  

古武術からみた日本人の「身体」の動きについて考える〜甲野善紀氏 

11月6日(火)23:00  

 

 

 

◆ニュース編集部からのお詫びと訂正

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前号の初富保健病院の求人広告の原稿に間違いがありました.『病院概

要』の記述の「療養型病床群」とすべきところを「疾菱型病床群」と誤

植してしまいました.

 

関係各位にご迷惑をおかけしたこと紙面を持ちましてお詫びし訂正させ

ていただきます.このようなミスが再発しないようより慎重な校正に努

めて行きたいと思います.

 

また、求人や各種報告などの寄稿に関して寄稿者の便宜を図るためワー

プロでの印刷物や、FAXでの投稿も受け付けておりますが、OCR処

理ではどうしても誤植がでてしまいやすく、校正作業も困難ですのでで

きるだけ、電子メールやMS-DOSテキストファイル(FDなど)でのご入稿

をおねがいしたいと思います.ご協力のほどよろしくお願いいたします.

 

 

 

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◇ 編 集 後 記 ◇

 

今回よりスカイパーフェクトTVの医療福祉チャンネルの予告も紙面の

許す限りご案内していくことになりました.自宅にいながら学会や研修

会に参加できる時代になったのですね.生涯学習の単位としても認定さ

れるそうなのでご興味のある方はぜひ!

 

 

※ 次号のニュース原稿の締め切りは ※

※ 平成13年12月31日(月)です ※

 

 

■千葉県理学療法士ニュース編集部より-----------------------------

 

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 の変更、購読中止の場合は下記メールアドレスにご連絡下さい

                   JK8S-YMST@asahi-net.or.jp

 

●広告受付:事務局長 西山晴彦(千葉リハセンター理学療法部)まで

 

●投稿:ニュース編集部長 山下祥司(千葉市立病院 リハビリ)まで

        

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